2024/12/16

「くるみわりにんぎょう」

クリスマスの夜、マリーとフリッツは、 マイエルおじさんから「くるみ割り人形」をもらいました。 この人形の口にくるみを入れると、くるみを上手く割ってくれるのです。 しかし、すぐにフリッツは「くるみ割り人形」のあごを壊してしまいました。 マリーは人形のあごにリボンで手当てをしてあげました。 その夜、くるみ割り人形は、マリーをファンタジックな世界へと招待しました。
   
ホフマン 作、山主 敏子 文、 堀内 誠一 絵
偕成社


マリーがくるみ割り人形に導かれて行った世界には幻想的な風景やキャラクターが次々に登場し、マリーを楽しませてくれます。きれいな色を散りばめた堀内誠一さんの絵がかわいらしいです。マリーの優しさがにじみ出ているような素敵な絵です。滑稽なくるみ割り人形も、欲しくなるくらい愛嬌たっぷりのキャラです!
訳者のあとがきによると、バレエ音楽で有名な「くるみ割り人形」を書いたホフマンは、この物語に親友の子どもたちであるフリッツとマリーを登場させ、自らもマイエルおじさんとして登場させているのだそうです。
すべてひらがなとカタカナで書かれています。
読みやすい文章で、就学前のお子様にもわかりやすい物語に仕立ててあります。

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