大きな大きな柳の木の下に、
小さな小さな「やなぎむら」がありました。
毎年夏の間に、
「やなぎむら」の虫たちは蛍たちと「ほたるホテル」を開きます。
たくさんの虫たちが泊まりにやってきます。
そこへ、困ったお客が現れました。
「ほたるホテル」やなぎむらのおはなし
カズコ・G・ストーン 作
福音館書店 1998
蛍は優しく光り、柔和に点滅しながら穏やかな曲線を描いて舞い、ただの夜の小川のほとりの草やぶでさえ、幻想的で優雅に演出してくれます。
蛍が見られる期間も場所も限られ、見る機会はなかなか得られず残念ですが、代わりに蛍の季節に読みたい絵本が「ほたるホテル」です。虫たちの世界が、優しい彩りでかわいらしく繰り広げられています。一生懸命に働いたり、得意技を披露したり、のんびりくつろいだり。個性豊かな虫たちの様子がたっぷりと描かれていて、絵を読み込むのが楽しい絵本です。また、「ほたるホテル」で過ごす心地良い時間は、虫たちみんなで力を合わせて調和し合って作ったものだと、子どもにもちゃんと伝わる絵本です。














