2025/01/28

「ゆきのひ」

朝、ピーターが目を覚ますと外には雪が積もっていました。
ピーターは外に出ると、雪の上にいろんな足跡を付けて歩いたり、
木の枝の上の雪をつつき落としたり・・・・。思いつくままに雪遊びを楽しみます。
 
エズラ・ジャック・キーツ 作、木島始 訳
偕成社
コルデコット賞受賞
 
雪が降り積もると厄介ごとが増える大人にはおかまいなく、子どもは雪遊びが大好き! 私も子供時代の雪遊びを思い出します。まだ誰も踏んでいない雪を自分の足で踏みしめる感触ときしむ音。振り返って眺める自分の足跡。両手でキュッキュッと固めて作る雪玉。手のひらの上でとろけていく、美しい雪の結晶のはかなさ。しーんとしたかまくらの中で過ごすひと時。また、作った雪だるまは、翌日になるとまだ残っているかどうか気になったものです。ピーターの子ども心と同じです。雪の積もった時にだけできた遊びは、何だかロマンチックで楽しいことが多かったと気付きました。雪が降る国で育ってよかった。

「ゆきのひ」の中で、私が一番好きでかわいいと思うピーターはこれです。

雪の上に仰向けになったピーターが両手両足をパタパタ動かし、「てんしのかたち」を作っているところです。「てんしのかたち」はスノーエンジェルとも呼ばれています。機会があったら、ぜひ子どもたちにスノーエンジェルを作ってもらって下さい。 きっと楽しくかわいい作品ができますよ。ただ、雪の下に何があるかわからないので、雪の上にバタッと倒れるように寝転ぶのは、危険なのでしないでくださいね!!

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