2025/02/20

「ピッツァぼうや」

ごきげんななめのぼうや、ピートを、お父さんがピザにしてしまうという「ごっこ」遊びをします。二人はふれあい、ピッツァ遊びの役割をなりきって楽しく心を通わせます。ピートは心満たされごきげん回復です。

ウィリアム・スタイグ 作、木坂涼 訳
らんか社(旧セーラー出版)

実際に真似できる遊びのアイデアが物語になっています。あたたかくユーモラスで、ほほえましい表情のイラストに癒されます。お父さんが活躍する頼もしいお話です。ウィリアム・スタイグ氏の作品には、男の人の頼りがいのある心や家族のぬくもり、意外な角度からの視点、温かなユーモアがみられます。ウィリアム・スタイグ氏のもう一つの特徴である素朴なイラストと白く広い余白は、読み手が想像した光景を思い描く余裕を持たせて引き込んでいきます。
ピッツァといえばイタリア!という訳で?小粋なことに、本の前後の見返しの色が、赤と緑のイタリアンカラーで演出されています。

 
William Steig, , HarperCollins
ハードカバー版とボードブック版があります。

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