ノアの箱舟はアララト山の上に取り残された。
箱舟の中で仲良く暮らすノアとその家族や生きもの達は、
山を下り、箱舟を下ろし、植物を育て、子ども達を増やしていった。
豊かな恵みに満ちて土地が手狭になると、生きもの達の多くは他の土地へ移り、
地上は再び生きもの達でいっぱいになった。
アーサー・ガイサート 作、小塩 節・小塩トシ子 訳
こぐま社
絶版になりました
前回の「ノアの箱舟」の続編です。
仲良く暮らすノアの家族と生きもの達が力を合わせ、箱舟をアララト山から下ろし、ひっくり返して住まいにします。山のふもとで生きものたちも植物も繁栄し、やがて生きもの達は各地へと旅立ちます。この豊かで希望に満ちた想像の世界は、前作「ノアの箱舟」の色のない描写から代わり、彩り豊かに表現されています。希望の印とされる虹がひときわ鮮やかで印象的です。
こちらも、日本語版と原書ともに絶版状態のようです。
原書:
After the Flood
by Arthur Geisert. Houghton Mifflin Harcourt, 1994.
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