大好きなおじいちゃんを亡くして悲しむエリックに、
お母さんは「じいじは天使になる」と言い、
お父さんは「土になる」と言いました。
ところが、大好きなおじいちゃんのお葬式をした夜から、
エリックのところにおばけになったおじいちゃんが戻って来るのです。
どうやら忘れものがあってエリックのところに来るようなのです。
けれども、おじいちゃんは忘れものが何なのかわからず、
エリックと一緒に探し歩きます。
「おじいちゃんがおばけになったわけ」
キム・フォップス・オーカソン 文、エヴァ・エリクソン 絵
菱木晃子 訳
あすなろ書房 2005
おじいちゃんは死を受け入れながらも、なぜか天国へ行けずにいます。その理由を探し、やっと見つけ出したおじいちゃんの言葉は、エリックの心に深く届きます。 おじいちゃんの魂とエリックの心は、今後もつながっていくんだと安堵させられます。悲しみから立ち直るエリックの姿が微笑ましく描かれます。大切な人との別れを経験した子どもにも、これから経験するかもしれない子どもにも、別れに向き合うひとつのヒントになる1冊です。おばけになったおじいちゃんは怖くなく、実にユーモラス。柔らかい表情の絵も、この物語を温かく包み込んでいます。
漢字はすべてふりがな付きです。
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