2026/01/14

「おやすみなさいおつきさま」

夜7時。
子ウサギはベッドに入ったものの、まだ寝付けません。
そして、部屋の中の一つ一つのものに「おやすみ」を言います。
心穏やかになる優しい物語。
「おやすみなさいおつきさま」
マーガレット・ワイズ・ブラウン 作、クレメント・ハード 絵
瀬田貞二 訳
評論社 1979

読み聞かせをしていると癒されます。子ウサギが「おやすみ」の声がけを重ねていく簡素な物語の中に、一日の心をときほぐし、穏やかでくつろいだ気分になる秘訣が盛り込まれている気がします。愛するものに「おやすみなさい」を伝える安堵感が形になった作品だと思います。 毎日愛情を持って「おやすみなさい」を伝えることができる間柄は、互いの心の宝なのですね。
時間の移ろい、月の動き、明かりの変化を読み込む楽しみもあります。原作の雰囲気のままの日本語訳も傑作だと思います。
次は、姉妹編「ぼくのせかいをひとまわり」について書きます。

原書: "Goodnight Moon" 
by Margaret Wise Brown (Author), Clement Hurd (Illustrator), 
Harper & Brothers, 1947.

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