2025/05/26

「雨、あめ」文字のない絵本

空が雨雲に覆われ、雨が降り注ぎました。
庭で遊んでいた姉と弟は急いで家に入ります。
すると雨具を身にまとって大きな傘をさし、
二人はまた外へ出かけました。
雨降る中を楽しむために。
「雨、あめ」
ピーター・スピアー 作・絵
評論社 1984

文字のない絵本です。
ザァーザァーと降り注ぐ雨の絶え間ない音。雨どいから滝のようにあふれ落ちる雨水を傘で受け止める音、水たまりを思いきり踏みつける音。雨が降ると様々な音が合唱することに気付かされ、聞こえてくるような絵です。なんと楽しい雨の日の絵なのでしょう。お母さんはにこやかに子どもたちを雨の中へ送り出し、子どもたちは水浸しの町をちょっと冒険をするように散歩します。まるで雨の楽しみ方を教えてくれるかのように、雨の中の面白さを次々に見せてくれます。雨の日は家の中で、とは限らないのですね。また、優しくのびのびとした温かい家庭の様子も素敵に描かれており、良い影響を与えてくれます。いい家族だな! 見習おう! 読む度にこんな気持ちになります。 

原書:
Peter Spier's RAIN, by Peter Spier, Doubleday, 1982.

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