夜明けから夕方まで農場の仕事をして働いた。
お金持ちではなくても二人は幸せで、この暮らしに満足していた。
ある日から、飼っているガチョウが毎日金の卵を産むようになり、
二人は贅沢をするようになってしまう。
ところがやがて、ガチョウは金の卵を産まなくなってしまった。
「金のたまごをうんだがちょう」イソップ寓話より
ジェフリー・パターソン 再話・絵、晴海 耕平 訳
童話館 1996
スマーティーズ賞受賞
絶版になりました
金の卵を産むガチョウの話は例えにも用いられる有名な話なので、小さい時から絵本で、またはイソップ寓話集で知っておくと良いのではないでしょうか。英語では"Don't kill the goose that lays the golden eggs." ということわざになっており、安定した利益や恩恵を断ち切るなという意味で使われます。
この「金のたまごをうんだがちょう」では、話をドラマチックに仕立て、イソップ寓話に付きものの教訓は登場人物たちに悟らせ、語らせています。
働き者のヘンリーとヒルダがどんどん欲張りになっていく様子が、皮肉たっぷりに描かれています。人なつっこく美しいガチョウの描写が心を打ち、二人の愚かさを際立たせ、絵本としての読みごたえが増しています。
すべての漢字にはひらがなが振ってあります。
絶版状態なのが残念です。原書も絶版です。
原書:
The Goose That Laid the Golden Egg
by Geoffrey Patterson (Retold and illustrated), Scholastic, 1986.
1986年スマーティーズ賞受賞(イギリスの児童書の賞)

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