おじいさんは猫を探しに出かけました。
猫でいっぱいの丘にたどり着いたおじいさんは、
それはそれはたくさんの猫を連れて帰ってきました。
猫たちは我こそが飼い猫に選ばれたくて騒ぎを起こします。
「100まんびきのねこ」世界傑作絵本シリーズ
ワンダ・ガアグ 作、石井桃子 訳
福音館書店 1961
厚生省児童福祉審議会推薦
全国学校図書館協議会選定「基本図書」
NHK読書委員会推薦
日本図書館協会選定
おじいさんが猫の大行列を連れて家に向かう途中、猫たちが喉を潤した池は空っぽになり、お腹を満たした原っぱの草はなくなってしまいます。それほどたくさんの猫たちが家に押し寄せたら、どうなってしまうのでしょう? とんでもない驚きの展開が次々と続き、でも最後には、ほっとする素敵な話で丸くおさまります。
ヨーロッパの昔話のように、欲望や謙虚さ、内なる価値などの教訓が込められた、研ぎ澄まされた奥深い物語だと思いました。細やかな版画の愛らしい絵は、古典的技法で白黒ながらも、モダンで明るい世界観です。
原題は Millions of Cats で初版は1928年にアメリカで出版され、1929年に児童文学賞のニューベリー賞を受賞しています。これまで100年近くも愛されてきた物語なのですね。
すべてひらがなで書かれています。
原書:
Millions of Cats
by Wanda Gág,
G.P. Putnam's Sons Books for Young Readers, 1952.


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