「シンドバッドと怪物の島」
ルドミラ・ゼラーマン 文・絵、脇明子 訳
岩波書店 2002
千夜一夜物語(アラビアンナイト)の中で有名なシンドバッドの話を3部作にした絵本の2冊目です。この「シンドバッドと怪物の島」は、3部作の中でも特に面白いと思います。
シンドバッドたちの船は「猿の山」に流れ着き、猿たちに乗っ取られてしまいます。彼らは小舟に乗り移って逃げますが、たどり着いた先には恐ろしい怪物が待ち受けており、仲間の中には無残にも命を落とす者もいました。それでもシンドバッドたちは必死にこの地から脱出します。次にたどり着いた島では、凶暴な野獣たちが次々に襲いかかってきます。恐ろしい話が渦巻く中に滑稽な場面も現れ、物語は緊張とユーモアが入り混じった展開を見せます。
文章は丁寧で美しく、落ち着いた印象です。
次回は3冊目の「シンドバッドのさいごの航海」について書きます。
漢字にはふりがな付きのところと付いていないところがあります。

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