「父は空 母は大地 ―インディアンからの手紙―」
寮 美千子 編・訳、篠崎 正喜 画
ロクリン社 2016
先住民にとって地上のものは聖なるものであり、大地と人々、動植物や川の水も一体で、命は巡り、つながっている。大地が豊かな理由はそこにある。
その土地を、白い人たちはどうやって買おうというのだろう。
白い人たちが作り出す文化が大地に残すものは、大地を潤しはしない。
けれどもどんな人間も大地の一部である。
だから白い人よ、この大切にしてきた大地を、いつまでも愛して欲しい。
シアトル首長はおおよそこのように、大地や自然を大切にしてきた理由、白人への不可解な思いを伝え、政府に願いを託したということです。
絵本の文章は流れるように心に染み入り、力強く深みのある美しい言葉で綴られていますので、ぜひ読んでみて欲しいです。
壮大な景色の中に、光や風、恵みや息吹を感じる絵は、インディアンの暮らしを思い描かせてくれます。楽天やアマゾンで中身を一部見られます。
漢字にはふりがな付きです。
小学生にぴったりの絵本です。
以前はパロル舎が絵本と対訳版を出版していましたが、現在は絵本のみロクリン社により復刊され、すべての絵も新しく描き下ろされています。
以前のものはこちらです。
左:対訳版、右:旧版 絵本



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