2025/09/18

「ねずみのよめいり」

きれいで気立てがよく育った大事な娘を、
父さんネズミは、世界中で一番偉いものに嫁にやろうと思いました。
母さんネズミは、世界中を照らすお日さまが一番偉いと考えました。
さっそく、父さんネズミはお日さまに頼み込みに行きました。

「ねずみのよめいり」
小澤俊夫 再話、金井田英津子 絵
くもん出版 2007

定番の昔話が、ロマンチックで温かい素敵な絵本に!「ねずみのよめいり」の絵本はこれが一押しです。
父さんネズミと母さんネズミが娘を大事に思う様子が、温かい雰囲気に包まれて描かれています。嫁ぎ先を求め、まずは太陽のもとへ、次に雲のもとへ、と転々と頼みに行く父さんネズミはとても丁寧で、「一番偉いものに嫁にもらって欲しい」という大胆な頼みをしているのに好感が持てます。柔らかく優しい細やかな絵の中で、光と影の明暗が美しく印象的です。版画を所々用いているところも面白いです。

用いられている漢字は、大、家、子、生、父、母、日、空、雲、風で、ふりがな付きです。文字は大きく、文章は読みやすく美しいです。
小学1、2年生の音読学習にもぴったりです。

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