兄さんたちはきれいな色をしているのに、ぼくは真っ黒。
だから兄さんたちはぼくと遊んでくれない。
ある日、きれいな色の兄さんたちは、捕まえられて金の鳥かごの中に。
ぼくは知恵を絞って、兄さんたちを助け出そうと考えた。
「まっくろネリノ」
ヘルガ・ガルラー 作、矢川澄子 訳
偕成社 1973
仲間はずれのネリノは兄さんたちを助け出すために大活躍をし、それからは兄弟みんなが仲良しになる話です。救出に役立ったのは、ネリノが気にしていた黒いからだの色でした。兄さんたちに受け入れてもらったネリノの嬉しい気持ちって、多かれ少なかれ、子どもも大人も日常よく体験している気持ちなのではないでしょうか。読むとホッとして、こちらも嬉しくなります。
ところで、毛糸玉のようにコロコロと丸いネリノたちは、可愛らしくてユニークな姿が面白いです。こんなキャラクターに出会えることも「まっくろネリノ」の魅力だと思います。創作の楽しさや面白さも見せてくれる素敵な絵本ですね。
文章も何だか可愛らしく、リズミカルで読みやすいです。
すべてひらがなで書かれています。
小学1、2年生の音読学習にもぴったりだと思います。

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