2025/10/12

「変なお茶会」

お茶会の招待状を受け取ったさまざまな人たちが、 世界各地からトランスバールの城へ向かってやって来て再会を喜び合います。 そして、お茶会のテーブルで天然のココアを皆で味わい、 また来年会いましょうと帰って行きます。

   
佐々木マキ 作
絵本館 
 
変なお茶会は、年に一度、決まった時刻に湧き出る天然のココアを飲む集まりです。実に変な話だけれども、実に憧れる話です。
人と待ち合わせする時、相手は今頃車であのあたりを走っているのかな?飛行機で窓の外の景色を眺めているかな?颯爽と歩いてこちらに向かっているかな?などと、ともに同じ目的地へ向かっている様子に思いを巡らせることがあると思います。「変なお茶会」に集まるメンバーも、多様な手段で同じ目的地を目指してやって来ます。その様子が個性豊かで楽しく、待ち合わせ相手を思う時のように想像してしまいます。強烈な趣向と贅沢気分に浸れる、ドキドキする楽しい話です。
佐々木マキさんの作品で、私はこれが一番好きです。私は本のカバーは読む時にパサパサして気になるのですぐに捨ててしまいますが、「変なお茶会」の、にやりと微笑んだ月が印象的なカバーは大事に付けています。カバーを外してみると渋い草のような色の布貼りハードカバーで、こちらも素敵です。 

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