後ろの客車や貨車に毎日たくさんの人や荷物を乗せて、
小さな町の駅から大きな町の駅へ、行ったり来たりしています。
ちゅうちゅうはある日こう考えました。
「思い客車がなければ、もっと速く走れるのに。
そうしたら、みんなは私に注目するのに!」
そして、ちゅうちゅうはチャンスを見計らい、
ひとりで走り出しました!
「いたずたきかんしゃ ちゅうちゅう」世界傑作絵本シリーズ
バージニア・リー・バートン 作、むらおか はなこ 訳
福音館書店 1961
全国学校図書館協議会選定「必読図書」
全国学校図書館協議会選定「基本図書」
サンケイ児童出版文化賞推薦
厚生省中央福祉審議会推薦
「ちゅうちゅう」は勝手に走り出し、街中大混乱になって人々を怒らせます。終いには道に迷い、力尽きてしまいます。「ちゅうちゅう」は仕事仲間に助けられて温かく迎え入れられ、深く反省するのでした。
野望と失敗、寛容さや教訓が含まれた物語を世界中の人々はどのように楽しんできたのでしょう。私が子どもの頃は、「ちゅうちゅう」が暗く寂しいところに迷い込む場面にはゾクゾクとさせられ怖い印象でした。一方で表紙の裏側のパステルカラーに彩られた街の絵が大好きで、街の線路上を「ちゅうちゅう」が走る空想にふけるのをよく楽しみました。
読み応えのある文章量で、サイズは高さ31cmの大型です。
原書の初版は1937年、日本での初版は1961年だそうです。
原書:
"Choo Choo"
by Virginia Lee Burton, Houghton Mufflin Company, 1937.


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