猫のマリとルリには5匹の子猫がおり、
一番小さくて一番おとなしいのがピッチ。
ピッチはちょっと変わった子猫です。
ハンス・フィッシャー 文・絵、 石井桃子 訳
岩波書店 1987
ちょっと変わった子猫のピッチが、他の動物になってみたくて真似する姿。病気になったピッチを心配したり、怖い思いをしたピッチを笑わせようとする動物たち。その無邪気さがほほえましく、まるで幼い子どもたちの行動そのものです。子どもたちは同じ気持ちになって物語りに入り込んでいくことと思います。
作者であるスイスの画家、ハンス・フィッシャーは、パウル・クレーに師事していたそうです。この作品はフィッシャーが末娘のために病床で4年をかけ、愛情をかけて描き上げた作品だそうです。33×22.5cmの大きな紙面に描かれたのびやかな線の絵が、表情豊かで愛らしいです。小さいサイズの「こねこのぴっち」もありますが、こちらの大画面でご覧になるのがおすすめです。横に広がる画面の醍醐味や、細やかでにぎやかな場面の迫力が楽しめます。
小さいサイズの「こねこのぴっち」↓

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