同じ署内の消防車や救急車と比べ、小さくて見劣りします。
小さな火事の時にしか出動しませんでした。
しかしある日、山小屋が火事になり、
山火事の惨事を防ぐために出動を命じられたのは、
小さくても馬力があり、険しく細い道に向いているジプタでした。
大活躍したジプタは子ども達の人気者になりました。
「しょうぼうじどうしゃ じぷた」
渡辺茂男 作、山本忠敬 絵
福音館書店 1966年
自分の持ち味を力にするジプタの物語。
1966年に発行されてからずっと愛され続けている絵本です。大人気の消防車が主人公で、コンプレックスを持つ主人公が、マイナスと思っていた自分の特性を生かして大活躍し、自他共に認める個性的なヒーローになるという普遍の爽快なストーリー。勇気と自信を持っている「じぷた」を、心の中に持ち続けていて欲しいと思います。
「消防自動車99の謎」(消防の謎と不思議研究会 編著, 二見書房, 2006年)によれば、消防車は活躍の場に求められる仕様で作られる車両で、1台1台が異なるのだそうです。また、隊員が署の上の階から下の階へ鉄棒にしがみ付いて滑り降りる「すべり棒」というのは、危険を伴うため今はもうないのだそうです。「じぷた」の絵本の中には「すべり棒」が出てきますので、「じぷた」を愛する人には少し残念ですね。



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