2026/04/10

「そらいろのたね」

ゆうじが模型飛行機を飛ばして遊んでいると
キツネがやって来ました。
ゆうじが宝物にしている模型飛行機とキツネが宝物にしている空色の種を、
互いに交換することにしました。
ゆうじが空色の種を蒔き、水をやると、何と家が生え育ちました。

「そらいろのたね」
中川季枝子 作、大村百合子 絵
福音館書店 1967

 種を蒔いて植物を育てると、見守るのが毎日の楽しみになります。「そらいろのたね」では、どんどん大きく育つ楽しみを不思議な物語に仕立ててあります。「ゆうじ」は、空色の種を蒔いて育てた空色の家に動物たちを招き入れますが、それを見たキツネは――。キツネの役は、他の動物ではなくキツネこそがふさわしいと納得できます。けれども、何だか憎めないキツネさんですね。

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