ふたりはお互いを優しく思いやる最高の友だちです。
ふたりの楽しく幸せなひと時、笑ってしまうお茶目な出来事。
互いを敬うふたりの暮らしは、大切な心を教えてくれます。
「ふたりはともだち」
アーノルド・ローベル 作、三木卓 訳
文化出版局 1972
かえるくんとがまくんのシリーズを読むと、温かくて優しい穏やかな気持ちになります。その上、所々笑ってしまうエピソードがあるのが楽しいです。文章も読みやすいです。
全部で次の5話が入っており、小学2年生の教科書に載っている「おてがみ」も含まれています。親世代にも懐かしい話ですね。今読むのにぴったりの「はるがきた」が第1話です。
「ふたりはともだち」に収録の5話:
「はるがきた」
待ちに待った春が来たのに、がまくんはまだ起きません。かえるくんは、何とかしてがまくんを外へ連れ出したくて妙案を思い付きました。
「おはなし」
夏のある日、病気のかえるくんのために、がまくんはお話をしてあげることになりました。しかし、うろうろしても逆立ちしても、何をしてもお話が思い付かないのです。
「なくしたボタン」
ふたりが外出から戻ると、がまくんはボタンをなくしたことに気付きました。ふたりは来た道を戻ってボタンを探し、話を聞いた動物たちも協力してくれます。しかし見つかったボタンはどれもがまくんのものではありません。
「すいえい」
ふたりは川に泳ぎに行きました。がまくんだけが水着を着ますが、その水着姿は格好悪いので、水着姿で川から出たところを誰にも見られたくありません。そこに生きものたちが、がまくんの水着姿が見たくてやって来ます。
「おてがみ」
がまくんは手紙をもらったことがないので、手紙を待つ時間は悲しい時間なのです。それを知ったかえるくんは早速がまくんへの手紙を書き、かたつむりくんに手紙を託します。

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